ジョエル・キナマン
ノオミ・ラパス
この女の悪夢は《妄想》か?《現実》か?
2022年2月18日(金)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
「これこそが私が探していた映画!」(ノオミ・ラパス)サスペンスの女王・ノオミ・ラパス主演最新作!
「これこそが私が探していた映画!」(ノオミ・ラパス)サスペンスの女王・ノオミ・ラパス主演最新作!
主人公マヤを演じるノオミ・ラパスは、脚本を読むと「これこそ私が探していた映画!」と出演を快諾し、製作総指揮も務めている。製作者として、監督、出演者へのオファーからキャラクター設定にも関わったノオミにとって、本作にかける想いは強い。また、「ミレニアム」シリーズに出演して以来、出演依頼が絶えないノオミは、カンヌで上映され話題となった最新作『LAMB』(21)が控えており、今後も注目の女優である。共演には、ノオミとスウェーデンの同胞で、ノオミから出演オファーを受けた「ザ・スーサイド・スクワッド」シリーズのジョエル・キナマン、『夜に生きる』(16)のクリス・メッシーナ、リメイク版『ペット・セメタリー』(19)のエイミー・サイメッツ。監督は、『ベツレヘム 哀しみの凶弾』(13)のイスラエル人のユヴァル・アドラー。
脳裏から消えないナチスの記憶。密室で繰り広げられる極限のサスペンス
脳裏から消えないナチスの記憶。密室で繰り広げられる極限のサスペンス
1950年代後半、アメリカ郊外の街。ある日、ロマ民族のマヤ(ノオミ・ラパス)は、街で男の指笛を聞いた瞬間、“ある悪夢”が蘇ってくる。最近、近所に越してきたその男は、戦時中に自分を暴行し、妹を殺したナチスの軍人で、マヤがいまでも悩まされる悪夢の元凶だった。マヤは復讐心から男を殺そうと誘拐し、夫・ルイス(クリス・メッシーナ)の手を借りて地下室へと監禁するが、トーマスと名乗るその男(ジョエル・キナマン)は人違いだと主張し続ける。記憶がおぼろげなマヤは、男を殺したい気持ちと同時に、ただ事実を知りたいと罪の自白を男に強要し続ける。一方、男のほうもマヤの話を否定し続けるものの、何かを隠しているような表情をみせる。マヤを信じたい夫は、妻の狂気じみた行動と知らなかった秘密を知り、真実を突き止めようと奮闘する。さらに、監禁された男の妻(エイミー・サイメッツ)は、夫の安否を心配しながらも、自らの素性を話さなかった夫への不信感を募らせる。それぞれの秘密が明らかになるにつれ、新たな疑念が生まれる。何が真実なのか? 彼女の悪夢は《妄想》か? 《現実》か? 最後まで読めない展開は、観客を釘付けにする――。
ノオミ・ラパス/マヤ
1979年12月28日、スウェーデン・フディクスバル生まれ。5歳の時、アイスランドに移り住み、8歳の時に『エネミーランド〈未〉』(88)で映画デビュー。15歳でストックホルムの演劇学校に入学。その後、テレビ、演劇などを中心にキャリアを重ね、2009年の『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の主演に抜擢されたことで世界的な注目を集め、多くのハリウッド作品に出演。主な作品に、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(11)、『プロメテウス』『パッション』(共に12)、『デッドマン・ダウン』(13)、『チャイルド44 森に消えた子供たち』(15)、『アンロック/陰謀のコード』『エイリアン:コヴェナント』『セブン・シスターズ』『ブライト』(17)がある。イーサン・ホークと共演した『ストックホルム・ケース』(18)では、製作としても参加し、本作でも主演兼製作総指揮を務める。21年のカンヌに出品された『LAMB』(21)でも主演兼製作総指揮を務めている。その他の新作に、『I onde dager』(21)、『Black Crab』『Assassin Club』(22)が続いている。
ジョエル・キナマン/トーマス・スタインマン
1979年11月25日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。2002年、演劇学校に在学中に『Den osynlige』に出演。07年にマルメ劇場アカデミーを卒業後、イェーテボリ市立劇場に入り、舞台でキャリアを重ねる一方、多くの映画、テレビ作品にも出演。主演を務めた『イージー・マネー』(09)で注目を集め、エミール・ハーシュ主演の『ダーケスト・アワー 消滅』(11)で世界的なスターとなる。その後、TVドラマ「THE KILLING〜闇に眠る美少女〜」(11-14)に出演した後、リブート作品『ロボコップ』(14)で主演を務める。その他の作品に、『ラン・オールナイト』『チャイルド44 森に消えた子供たち』(共に15)、『スーサイド・スクワッド』(16)、『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』(21)がある。配信ドラマにも多く出演しており、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(16-17/Netflix)で知事を演じたほか、「ハンナ〜殺人兵器になった少女〜」(19-20/Amazon)、「フォー・オール・マンカインド」(19-22/ Apple TV+)では主演を務めた。プライベートでは、モデルのケリー・ゲイルと21年に婚約。
クリス・メッシーナ/ルイス
1974年8月11日、米・ニューヨーク生まれ。オフブロードウェイの役者としてキャリアをスタートさせ、「シックス・フィート・アンダー」などTVドラマなどにも数多く出演。映画では2008年に『近距離恋愛』『それでも恋するバルセロナ』、翌09年に『ジュリー&ジュリア』に出演後、M・ナイト・シャマランの『デビル』(10)で主演を務め、注目を集める。その後、アカデミー賞作品賞などに輝いた『アルゴ』(12)で、全米映画俳優組合賞最優秀アンサンブル演技賞を獲得し、世界的な俳優となる。14年には、『Alex of Venice』で監督デビューを飾り、多彩な才能を発揮する。『夜に生きる』(16)で再びベン・アフレック監督作に出演。その他の出演作に、アル・パチーノ主演の『アル・パチーノ ブロークン 過去に囚われた男』(14)、エイミー・アダムスと共演の「シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件」(18)、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(20)など。新作に、本作で共演したエイミー・サイメッツ監督の『She Dies Tomorrow』(20)や、ロザムンド・パイク主演の『パーフェクト・ケア』(20)がある。妻は、姉とともにチーム・トッドを経営するプロデューサーのジェニファー・トッド。
エイミー・サイメッツ/レイチェル
1981年11月25日、米・フロリダ生まれ。フロリダ州立大学で映画製作を学び、バリー・ジェンキンス監督の『メランコリーの妙薬』(08)で製作助手を務め、短編作品を自身で監督。インディペンデントの映画作品に多数出演した後、2012年の『Sun Don't Shine』で長編監督デビューを果たす。脚本・製作なども自ら手がけ、初上映されたサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で絶賛される。その後も女優としてキャリアを重ねると同時に監督としての顔も持ち、09年の映画版をリブートしたTVドラマ「ガールフレンド・エクスペリエンス」(16-17)では、映画版を監督したスティーブン・ソダーバーグを製作総指揮に迎え、ロッジ・ケリガンと共同で製作総指揮・監督・脚本を務めた。最新監督作に、『She Dies Tomorrow』(20)がある。女優としては、リドリー・スコット監督の『エイリアン:コヴェナント』(17)、アンドリュー・ヘイ監督の『荒野にて』(17)、エリオット・ペイジ主演の『My Days of Mercy』(17)に続けて出演。19年、スティーブン・キング原作のリメイク作『ペット・セメタリー』では主演を務めた。新作に、スティーブン・ソダーバーグ監督の『クライム・ゲーム』(21)がある。
監督・脚本:ユヴァル・アドラー
イスラエル・ヘルツリーヤ生まれ。テルアビブ大学で数学と物理学を学び、その後ニューヨークへと移り住み、コロンビア大学で哲学の博士号を取得。並行して彫刻や写真などを学んだ後、映画監督の道へと進む。『ベツレヘム 哀しみの凶弾』(13)で長編映画デビューを飾り、アカデミー賞外国語映画賞(現・国際長編映画賞)のイスラエル代表に選ばれたほか、イスラエル・アカデミー賞主要6部門受賞(作品、監督ほか)。2019年には、ダイアン・クルーガー主演の『ザ・オペラティブ』を監督。本作が3作目。新作に、TVドラマの「Rise and Kill First」(21)がある。
音楽:ジョン・パエサーノ
1977年7月2日、米・ミシガン州生まれ。映画、TV、ゲーム音楽を手がける作曲家。 映画では「メイズ・ランナー」シリーズの音楽で知られ、TVではMARVELの「ザ・ディフェンダーズ」(17)と「デアデビル」(15-18)も有名である。 TVゲームでは、17年の「グランツーリスモSPORT」のほか、世界的に人気の「スパイーダーマン」(18)を手がけ、続く「スパイダーマン:マイルズ・モラレス」(20)では、BAFTA(英国アカデミー賞)のゲーム部門で最優秀音楽賞を受賞している。
撮影:コーリャ・ブラント
1969 年、独・ベルリン生まれ。93年にイタリアのテレビカメラマンとしてキャリアをスタート。95年にドイツに戻ると、学生映画のために尽力する。『Letting Go』(98)で初めて長編映画の撮影を担当。以来、ドイツの映画、テレビを中心に活躍。2008年の『アイガー北壁』は話題となり、ドイツ映画評論家賞とドイツ映画賞をダブル受賞。そのほかの作品に、『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』(10)、『陰謀のスプレマシー』(12)、『コロニア』(15)、『マルクス・エンゲルス』(17)、『ベルリン、アイラブユー』(19)がある。
Noomi Rapace:Maja
ノオミ・ラパス:マヤ
Joel Kinnaman:Thomas/Karl
ジョエル・キナマン:トーマス/カール
Chris Messina:Lewis
クリス・メッシーナ:ルイス
Amy Seimetz:Rachel
エイミー・サイメッツ:レイチェル
Director:Yuval Adler
監督:ユヴァル・アドラー 
Writers: Yuval Adler
Ryan Covington
脚本:ユヴァル・アドラー
ライアン・コヴィントン
Exsecutive Producer:Noomi Rapace
製作総指揮:ノオミ・ラパス
Producers:Lorenzo di Bonaventura
Erik Howsam
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
エリク・ハウサム
Director of Photography:Kolja Brandt
撮影:コーリャ・ブラント
Editor:Richard Mettler
編集:リチャード・メトラー
Music:John Paesano
音楽:ジョン・パエサーノ
2020年/97分/アメリカ/英語/カラー/シネスコ/5.1ch /G
原題:The Secrets We Keep 日本語字幕:片野 佑介
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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